2025.6.12
目次
電気代に対する課題感はもともとあったのでしょうか?
以前から、少しでもコストを抑えるために一部の大きな工場では複数年契約を結んでいました。確かに単年契約より電力単価は多少安くなりますが、劇的な効果はなく、正直なところ「このやり方では限界がある」と感じていました。
社内では「長年取引のある電力会社を変えるなんて」という空気が根強く、これまで一度も電力会社を見直したことがありませんでした。それでも、拠点全体の契約を管理する立場として、なんとかコストを削減できる方法はないかと模索していました。
ちょうどそのタイミングで、複数年契約が満了を迎える拠点があり、「今こそ見直すチャンスだ」と思い、社内で新たな選択肢を提案することにしました。
デジタルグリッドという選択肢に至ったきっかけは?
最初はインターネットで「デジタルグリッド」という名前を見つけましたが、正直そのときは聞き慣れない会社で、最初は不安もありました。
ただ、不思議なことに、信頼している取引先からも「最近いいって聞くよ」といった話を何度か耳にするようになったんです。それが大きな後押しになりました。同じようなビジネスモデルの他社も調べていましたが、「信頼できる人たちが薦めている」という事実はやっぱり強かったですね。
社内の合意形成はどのように進めましたか?
電力契約の決裁は経営層で完結しますが、実際に電気を使うのは各工場です。決裁だけで進めるのではなく、現場も納得して導入を進めたいという思いがありました。
そのため、最初に取り組んだのは各工場への説明です。導入を検討していた「全量市場連動型メニュー」にはメリットだけでなくリスクもあるため、そこを包み隠さず説明し、不安や疑問があれば何度でも話し合いの場を設けました。
また、デジタルグリッドが提供してくれた電力調達コストのシミュレーションも非常に役立ちました。可能なかぎり既存契約との比較ができたことで、経営層にも現場にも納得してもらいやすかったと感じています。
導入後の社内の反応は?
現在、DGP導入後2か月分の請求書をもとに、従来の契約とどれだけ違いが出ているかを比較検証している段階です。これから導入の成果が数値として見えてくると思うので、効果が明確になれば他拠点への展開も積極的に進めていきたいと考えています。
今後の展望は?
現在は全量市場連動での電力調達を行っていますが、今後は「市場連動」と「固定価格」を組み合わせたハイブリッド型の調達も検討していく可能性があります。
特に電力使用量の多い工場への展開を進めるとなると、市場価格の急騰リスクも考慮しなければなりません。その意味でも、DGPの柔軟な提案力に期待しています。